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風邪と読んだ本の話(2016/1/22〜1/27)

酷い風邪をひいて引きこもっていた。仕事をしていたが途端に気分が悪くなってきて、そのままトイレで嘔吐。たまらず家に帰ったが38度を超える熱が出るわ身体中が痛むわで散々な目にあった。
ただインフルエンザではなかったし、今のところ熱も下がってきて落ち着いているので一安心。さしあたっての心配事は明日のランチだろうか。ラーメンは食べられなさそうで残念だ。


▼極秘資金 / 長岡哲生

極秘資金

極秘資金

先日職場の部長とM資金の話をした。私はM資金という単語すら知らなかったのだが、どうやらかつて一世を風靡したらしい詐欺の手法のようだった。素直にM資金というものを初めて知りましたと言ったところ部長はたいそう驚き「ぜひ読んでみるといい」と本書を貸してくれた。
本書に出てくるのはまんまのM資金ではなく、国から超優良企業に対して支払われると噂される融資金。どこからどう読んでも胡散臭い話だが、大企業の役員クラスの人間がぽんぽん網にかかってしまうのはフィクションだからなのか、それとも……


▼幻獣ムベンベを追え / 高野秀行

幻獣ムベンベを追え (集英社文庫)

幻獣ムベンベを追え (集英社文庫)

以前同じ作者の「イスラム飲酒紀行」という本を読んだ際には作者の横暴ぶりにつくづく嫌気がさしたのだが、このたびkindleストアで処女作が199円で売られていたので迷わず買ってしまった。
コンゴの奥地の湖に棲息しているという伝説の怪獣ムベンベを発見するために、当時大学生の作者をはじめとする一行が実に80日近くもコンゴに滞在するという筋書き。飯があまりおいしくなさそうだとか、虫が気持ち悪いだとか、同行者が次々マラリアで倒れていくだとかでもう悲惨なのだが、これがノンフィクションなのだから恐ろしい。この本を読んで面白いナ〜などと言えなくなるくらいの何かを作者一行は体験しているのだ。
私は海外旅行が好きでよく色んなところに行くが、海外で死にかけたこともなければその勇気もない。そこまで現地に入り込む勇気がないということなのかもしれない。ただ横暴なだけだと思っていた作者に対する見方が少しだけ変わった。


▼精神論ぬきの電力入門 / 澤昭裕

精神論ぬきの電力入門 (新潮新書)

精神論ぬきの電力入門 (新潮新書)

本年4月から始まる電力小売完全自由化。新聞でも連日のように報道されているが、そもそもこの自由化に至るまでの経緯についてはよく知らなかったので読んだ。東日本大震災の以前以後についてや、太陽光等のいわゆる再生可能エネルギーの暗がりなどについて詳しく書かれている。これを機に電力について知りたいという人にはオススメの一冊だと思う。