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雨がうるさすぎて部屋を掃除する話

ドラクエビルダーズのカメラワークの悪さにイライラし、それから町田康の浄土を読み終えて時計に目をやったところすでに2時を回っていた寝室に戻り本やら服やらの山を脇へやって横たわると、途端に窓から屋根から雨音がドカドカ入り込んできた。
何だ。人が寝ようとしているところにドカドカって何様なんだ。はっきり言うけど迷惑だ。雨の日の匂い、すき……♡みたいな可愛らしい気持ちも瞬時に消え失せた。殺すしかない。

しかししばらく殺意に揺られるうちにはたと閃いた。雨音がうるさいのは私の寝室がぐっちゃぐちゃだからに違いない。至るところに積み重ねた本や洋服に雨音がガンガンぶつかって乱反射しているのだ。だからうるさいのだ。
そう思い始めると最早寝ていられない。私は一心不乱に部屋を片付けた。数十分ののち全てがあるべき姿に落ち着いた。そして今綺麗になった寝室で横たわりながらこの文章を書いているが雨音が変わらずやかましい。