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モンゴルへ行く準備を進めている話(1)

日記 スポーツ
以前モンゴルに行きたいと騒いだことがあったが、あれは一過性のものでも何でもなくマジで本気の話である。
私はモンゴルの草原で開催されるマラソン大会に出場し、外国人女性枠第1位を勝ちとり、そして商品の羊1頭を手に入れるのだ。

78000円でモンゴル行きの飛行機を押さえ、マラソン大会にもエントリーした。
ところでエントリー時にはエントリーシート兼誓約書に署名をさせられるが、舞台がモンゴルなので事務局の人間は以下のような内容をさらっと誓約させようとしてくる。
「第20 回モンゴル国際草原マラソン及び関連イベント(以下「本大会」とする)への出場申し込みをするにあたり、過度の運動、脱水症、 人又は動物・車両との事故、その他様々な原因により重症又は致死の可能性がある事を承知します。 」
すっごくカジュアルに動物との事故による死を承知させられる。動物との事故により死ぬ可能性がある国、それがモンゴル。

さらには、少し長いが以下のような条文もある。
「私の本大会への出場申し込みが受理された場合、本大会への出場条件として、私、顧客、遺言執行人、管財人、法定相続人、近親者、後継者、 及び譲受人は本大会主催者、職員、代理人、関連業者、従業員、ボランティア、スポンサー、後援者、その他大会に関わるいかなる人又は機関に対する、私の本大会出場及び大会関連イベントである草原パーティの参加によって起こりうるいかなる請求、要求、訴訟を放棄し、全ての責任(過失を含む)を免責するものとします。」
これでたとえ私がモンゴルで死んでも事務局を訴えることができなくなってしまった。
私はふだんとある企業の法務部で仕事をしているが、契約相手がこんな条文の入った契約書を出してきたら真っ先に削除を依頼すると思う。
とはいえ、今回は法務バトルではなく異国でのマラソン大会である。圧倒的に私がアウェーな世界へ……死を承知のうえゆっくりとサインした。

さて、サインをすると次ページ以降にはお手紙が付いているが、そこにも「 とにかく日本の【まとも】や【当たり前】はモンゴルでは忘れて下さい。いつ何が起こるか全く予想も付きません」などと記載されている。とにかく不穏な旅の始まりである。
しかし、今私にできることは羊を手に入れるためにひたすらトレーニングに励むことしかないのだ。羊と自撮りしたいという、たったひとつの欲求を満たすために……