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「旅行で観光地に行くな」という人間を想像で殴る

実際にいるのかはわからないけれど、何か「旅行行くの?……えっ、観光地行くの?(笑)何それニワカじゃん(笑)そんなのどこそこを本当に楽しんだとか言えないでしょ(笑)」などと発言する人間っていそうだなと思って、そのような架空の人間に対して殺意を抱いていた。

 

そういう発言に対して余は思うんだけど、観光地ほど簡便に雰囲気を楽しめるところはないわけよ。観光地はニワカだから、本場を楽しみたいならどこそこへ行け。などと言ってるやつは本場のめんどくささを何にもわかってない甘ちゃんなのであって、そのうち何をするにも本場が云々とか言い出してゴミを燃やしては海にまいたりするに決まってる。

 

そもそも考えてみてほしいのだが、何がしかの本場というのはだいたい、もう十中八九は辺鄙なところにあるわけだけれども、これは要するに田舎ということになる。

そして田舎にはだいたい森か水か土くらいしかなく、しかも住んでいる人間も十中八九陰湿なので、やってきた人間をジロジロと見てはあの人は誰ですのん?見かけない顔ですわな。あの鞄はどこそこのブランドのもんでっしゃろ。たっかい鞄ですことやろなあ。ぬほほ。などと言っては目を合わせているのだから恐ろしい。

そうして不快な思いをしながら助平のような舐め回す目をくぐり抜けて、ようやく何がしかの本場のメッカにたどり着いたとしても、だいたいは寂れているかよくわからない古臭いフォントの看板が立っているのみであり、ちっとも楽しくないものと相場が決まっているのである。あと、そういうところで売られているうどんは大体まずい。

 

ちなみになぜそういうことに詳しいかというと当の余がそのような腐れ田舎の聖地に住んでいるからであり、なんでもかんでも本場がええとか言っとるんちゃうぞっ。本場なんてもんにそこまで価値はないし何が価値かを決めるのは、そう、何よりも輝くユアハートなのだから……と思います。そういうわけで面倒な思いをする前にさっさと観光地に行ってチャーハンでも食べて帰ったほうがよい。そうしなさい。