▼短歌ください その二 / 穂村弘
この前読んだ『短歌ください』の第二弾。今回もカッコいい短歌を詠んでる人がたくさんいてビックリした。カッコいい短歌詠む人ってすごいよなあ。羨ましすぎて才能に嫉妬する。そして自分も短歌を詠みたくなる。
▼どつぼ超然 / 町田康
町田康の書く文はわけがわかんなくて好きだ。
これはかなりエッセイ寄りの小説なんだけど、一人称が「余」の町田康が死に場所を求めてウロウロしつつ被害妄想に取り憑かれまくってお下劣な暴言を吐き続けるというイカれた内容で、声を出して笑いながら読んだ。本を読みながら笑い声をあげたのは久しぶりだった。
読み終わってからこれはさぞAmazonでも高評価に違いないと思ってレビューを見たら、結構ボロクソに叩かれててもう一回笑った。レビューはボロクソだけど面白いから絶対読んでほしい。ほほほ。善哉善哉。
『どつぼ超然』に比べると町田康テイストが抑えられていて割と読みやすい猫についてのエッセイ。猫が可愛い。割と死にフォーカスされているから悲しい話も多くて、いつかわたしの家にいる猫も死んだ猫になるのかと思うと悲しい。でも猫だからなあ。仕方ない。