日記(2020/2/5)

今日はカウンセラーとの面談の日。


能町みね子の新刊「結婚の奴」を読んだ話をした。恋愛感情の介在しない結婚生活についてのエッセイがメインだけど、結婚と関係ないエピソードの中に印象的なものがあった。
能町みね子と仲のよい同性の友達が亡くなったとき、彼女はもう会えないその人に対して「失恋した」と感じたらしい。
それを読んだときすとんと腹落ちしたというか、「あ、失恋って言葉をそういうシーンで使っていいんだな、仲のよい人間に対する気持ちをカジュアルに恋と呼んでもいいんだな」って思った。


わたしにはさまざまな事情で気まずくなってしまった友達とかがいて、悲しいやら腹が立つやら、とにかく毎日つらい気持ちだったけど、なんとなくそれらも失恋と呼んでしまおうと思った。そう呼ぶと少し受け入れられる感じがある。
取り返しがつかないさみしさがある一方で、そこから再スタートを切れそうな、いい意味での諦めがあるからかもしれない。


と話すと、カウンセラーは「ずいぶん成長しましたね」と驚いたような顔をした。