2022年が終わる

2022年が終わる。毎年「特に何もなかった1年だったな」と言っている気がするが、何もないこともなかったはずなので、今年の自分を振り返り。


1月。東京から名古屋に転勤して約1年が経過したころ。仕事は順調。そんな折に2021年に受験した行政書士試験の結果が発表される。結果は無事合格、一発合格できた嬉しさと安堵感でその日は何も仕事が手につかなかった。
企業法務で長く働いていると、どうしても手癖で仕事をしてしまったり、業務上使う法律でもよく見る分野しか記憶していなかったり……みたいなことが往々にしてある。数ヶ月間の試験勉強は、ふだんの自分のウィークポイントとか苦手な法分野を見つめ直す良い機会にもなった。


さあ次は司法書士試験だ!と心に決める……が、2月になると上層部の突然の来訪、「拠点集約のために名古屋事務所は廃止します、春からは大阪本社で働いてください」との電撃ニュース。その日の心拍数はものすごい高値を記録していたし、頭もずっとクラクラしていた。
そこからは仕事を終わらせるのと引越しの準備で精いっぱい。試験勉強する気も雲散霧消し、すっかり落ち着いた今になってもまったく勉強せずにダラダラ過ごしている。


結局名古屋で暮らしたのはたったの1年半程度で、まあ正直にいうとそこまでの思い入れとか感慨みたいなものが生まれたわけではない。
でも名古屋飯はそこそこ好きだし、ちょっとした小旅行や遠征先に名古屋を選ぶことも増えたし、通ってた美容院にもいまだに顔を出す。ちょうどよい距離感の街が増えたことはおもしろいなと思う。



最後に見た名古屋のテレビ塔



そんなこんなで春からは大阪にお引越し。ようやく戻ってこれた地元。家族も友達も暮らしているし、一番の友人も偶然同じタイミングで大阪に異動してきていたこともあって喜びもひとしお。
このタイミングで単身用マンションを買っちゃうか!?と色々物色するが、過去のメンタル不調が災いしどうにも住宅ローンが通らなさそうな雰囲気が……時間もないので仕方なく賃貸へ。とはいえ立地、設備などについてはほぼ満足。フルリモートなので基本的に家にこもっているが、こもりがいのある良い部屋を選べたと思う。



好きなものをめちゃくちゃぶら下げている。



引越してからも仕事内容は変わらないものの面倒を見る後輩が増えた結果、上半期はずっと激務。チームメンバーの休職などでピンチを幾度も迎えつつも、ギリギリで何とか踏みとどまっていた印象。遅くに退勤してはベッドに倒れ込み天井を眺めるみたいな日々が続いていた。
9月ごろにメンタルの調子がまた悪くなっている気配を察知してからは、自分なりにさっさと仕事を上がるようにしたり、漢方内科に通ってみたりと労わることを意識づけるようにはしているけど……仕事量が絶対的に減っているわけでもないし、こればかりはまだどう向き合っていけばよいのかまだわかっていない。
好きな仕事だし続けたいとは思っているけれど、健康とトレードオフになっている現状については来年は何とか打破したい。



仕事はずっとつらいけど、プライベートでは色んな趣味にチャレンジできた一年ではあった。
同僚とモルックに興じたり登山をしたり、写真を撮ったり喫茶店のマッチ箱を集めたり。
漫才を見に劇場にもたくさん行ったし、芸人ラジオにせっせと大喜利メールを送ってちょこちょこ採用されたり……
秋からは仕事に全振りするのをやめて一人旅にもたくさん行った。JR西日本の「サイコロきっぷ」は旅行の楽しさを思い出させてくれるいい商品だったな。年末には3年ぶりの台湾旅行にも行けたし(またあらためてブログを書くつもり)、ようやくコロナ前の生活を取り戻しつつある感覚がある。
自分のことを「大した趣味もないやつ」とずっと思っていたけど、けっこう色々やってたんだなと再認識した一年だった。



帰阪した者の醍醐味、甲子園での現地観戦。



漫才ライブのためにじゃんじゃん上京した。



今年泊まった中で最も不思議だった宿、富田屋。



それから、忘れてはいけないのが書籍『大阪の生活史』プロジェクトへの参加について。
老若男女・有名無名を問わず公募で選ばれたインタビュアー150名が、それぞれ大阪に縁のある知人から聞き取りを行って150通りの人生史を集めれば、大阪の輪郭が浮かび上がるのでは?という筑摩書房立命館大・岸政彦先生のチャレンジングな試み!
前作『東京の生活史』がかなり面白く、続刊が出るならぜひ参加したいなと思っていたところ、今年9月にインタビュアーの選考が開始。
はたしてわたしは誰に話を聞きたいのか、故郷に対してどんな気持ちを抱いているのか、そもそも大阪って何なのか……そういうことをぐるぐると考え、仕事終わりにコメダ珈琲にこもってエントリーシートを書き直す日々。4倍近い倍率を通過してインタビュアーに選ばれた時は本当に嬉しくて、家でひとり声を出して喜んでしまった。
来年はいよいよ取材をして原稿を作り込んでいくことになる。面白い大阪の話を聞けるといいな。




昨日は幼馴染と年内最後のデイキャンプ。ひたすら焚き火をして温泉にも浸かってよい遊び納めになった。
来年も楽しく健やかに暮らせる年でありますように。